エイリアン9が3巻、エミュレイターズとそろった!
そんでもって一気に読んでみたら、泣いちゃったよ!


主人公の一人、ゆりが昔の自分を見ているみたいですごくいらいらしたけど、その分感情移入できました。
あと、この漫画は感情がすごく強く描かれてるんですね。
特に強いのが「さみしい」。
エイリアンが「共生」を求めていて、さみしいさみしいって言うわけです。
人間も同じようなもので、さみしいさみしい。
それで「共生」できたら、一気にうれしくなる。ここらへんは見てて、あぁよかったね、と一緒に喜べちゃうんですよね。
だけど、「共生」の均衡が崩れたとき、さみしさは何倍にもなって降りかかってくる。
その時の「さみしい」がものすごく強く訴えかけてくる。


ネタバレになっちゃうけど、そのまた主人公の一人、くみが人間なんだけどエイリアンになっちゃうんです。
ゆりとくみは、娘とお母さんみたいな関係ですごく仲が良い。
その仲に亀裂が入ったら?(といってもくみが嫉妬してるだけの状態ですが)
一緒にいたいけどいれない。「さみしい」。
そのくみの様子を見る、そのまたまた主人公のかすみは、何を思うか――。


この漫画はいろいろ考えさせられる、心に余裕のあるときに見なきゃだめだわーと痛感。
さあ原稿やるか!